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お肉の安全性と危険性の話〜そのお肉、安全と言えますか?〜

こんにちは!
お肉ギフトのBeeftです^_^



以前、お肉の流通の話を
させて頂きましたが、
その過程で食の安全性は
確保されているのでしょうか?



万一、口にしたお肉が
汚染されていたら、、、



そこで今回は、
お肉を安全にお届けするために
私たちが陰で行っていることを
ご紹介させて頂きます!



(と畜場の画像)


そもそも牛を解体するのには許可がいるの?



まず、
最初にお伝えしておきたいことは
家畜の生産から
処理、流通、消費にいたるまで、
食肉の安全性確保のために、
細心の検査やチェック体制が
確立されているということです。



下記の様々な法律に則って、
その基準に適合するかどうかが、
各工程で厳密に検査される
というわけです^_^



(1)家畜伝染病予防法



家畜の伝染病を予防し、
まん延を防止することにより、
畜産の振興を図ることを
目的に制定されました。
食肉の安全性を確保することにも
寄与しています。



(2)と畜場法



公衆衛生の立場から
と畜場の運営及び
食用に供するために行う
獣畜の処理の適正を図ることを
目的に制定されました。




対象は牛、馬、豚、羊で、
特別な場合を除き
と畜場以外の場所で
食用を目的とした屠殺、解体を
行うことを禁じています。



(つまり、家畜を殺すには
 免許がいるということです)



また、 と畜検査を受けていない
食肉や内臓臓などを
と畜場の外に持ち出すことも
禁じています。



この法律は主に、
と畜検査に関する事項、
と畜場の施設の衛生に関する事項、
とさつ、 解体処理の衛生
に関する事項について定めています。



(3)牛海綿状脳症対策特別措置法



牛海綿状脳症(BSE)の発生の予防
及びまん延を防止するための
特別の措置を定め、
安全な牛肉を安定的に
供給する体制を確立し、
国民の健康の保護、
肉用牛生産及び酪農、
牛肉に係る製造、加工、流通、
及び販売の事業、
飲食店営業等の健全な発展を
図ることを目的として
制定されました。



このように様々な法律によって、
何重にも検査項目が
設定されているのですが、
具体的にどのような検査を
行っているのでしょうか?

牛の安全性を確保する検査の内容


と畜場にて行われている検査を
見てみましょう。



と畜場では、と畜場法に基づき
都道府県知事の権限で、
と畜検査が行われています。



すべてのと畜場で、
と畜検査員
(獣医師の資格を持った県や市の職員)が、
食肉になるすべての獣畜
(牛、馬、豚、めん羊、山羊)を対象にして
疾病検査を行っています。



検査は、 生体検査、解体前検査、
解体後検査の3段階に分けて行われ、
病気の有無が1頭1頭チェックされます。



生体検査



と畜申請書や獣医師の診断書を
チェックし、望診(動作、姿勢、栄養状態など) 視診·触診を中心とした臨床診断を行います。



病気の疑いのある家畜は
精密検査を行います。



ここで、食用不適と判断されたものは
とさつ禁止となります。



とさつ禁止の対象疾患として、
口蹄疫、 炭痘、 伝達性海綿状脳症、
白血病、豚丹毒など90種類以上があります。





② 解体前検査



生体検査に合格した家畜は、
失神させてからとさつ·放血されます。



その際に、視診、触診、
血液性状の観察などを行い、
異常が認められた場合は
解体禁止となります。





③ 解体後検査



解体時及び解体後にも、
視診や触診による検査が行われます。



必要に応じて血液や検体を採取して
精密検査が行われています。



検査により食用に適するものが
区別されます。



また、解体時には、食道及びI門部分を
結さつ(ひもなどで結ぶこと:O157対策)や、
BSEの特定危険部位である
30ヵ月齢超の頭部(舌及び頬肉を除く)、
せき髄、及び全月齢の届桃、
回腸遠位部の除去·焼却が
行われています。



食用に適しているものには
合格の検印が押され、
適さないものは廃棄処分されます。





ここで、抗生物質などの医薬品が
残留している可能性等を
検査するために、
食品衛生監視員による
抜き打ち検査が行われています。
(モニタリング検査)



基準量を超える医薬品が
残留していた場合は、
食用として
販売することができません。



これら全ての検査に合格して、
初めて、と畜場から搬出され、
競りにかけられる
というわけですσ(^_^;)



このように
何度も何度も検査を行い、
あなたの食卓に届けられるお肉が
本当に安全かどうかのチェックが
裏では行われているのでした!



なので、安心して、
お肉を楽しんで頂ければと
思います^_^


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